旅の終わりは花巾着 高尾山

信州から関東に戻る
八王子に一泊したのは高尾山が目的

旅の終わりは、花巾着

この象徴が各地を旅した1年半の結び
大きく開いて伸びやかに放った時間

花は結んで、多くの喜びを包み込む

その形は、愛の形
その色は、愛の色

柔らかで、はかない花の巾着
だからこそ、大切に覚えておきたい

ようやく高尾山に戻ってきた
さすがにこの日は楽をさせてもらう

車山で好きになったリフトに高尾でも乗車
きつい傾斜を楽しむ私

真っ先に向かったのは福徳弁財天
途中で見かけた花の巾着

結びの形

そのあと、ゆっくりと本殿へ
太陽と彫刻を楽しむ

20年
鮮やかに塗られた彩色も時を経てあせる

裏の彫刻は「龍」と「虎」
またいつの日か鮮やかに塗られ次につながる

数年前、ここから始めた長い長い旅
ここで、ひとつの結びとすると決めている

花の巾着
歓びと感謝を感じられるようになった私

これからは今までとは違う人生の旅
別の意味でまたタフにはじめてみたい

台風24号で折れ、倒れた木々
痛々しさを感じながらも、逞しき高尾山

もう活力を取り戻している
見習うべきは、自然なり