力と浄化 御嶽と奥多摩

自分に合った温泉はいくつかある
中でも愛宕山を眺めながら沢の音を聞く

奥多摩が好き

御嶽(みたけ)で男性的なエネルギーを補給
そのあとは奥多摩に行くと決めていた

武蔵野線から中央線(青梅線)で青梅駅
ここまではいつもスムーズ

浦和からだと1時間半もかからない

青梅で奥多摩行を待つ
御嶽(みたけ)に着いたらバスを待つ

どんなに早くても2時間半の旅
ここからケーブルで中腹まで

この日はトレッキング目的ではない
のんびり武蔵御嶽神社に向かう

4,5年ぶりのご挨拶
見晴らし最高、関東平野を見渡す

富士山の女神を祀る産安社にお参り
神代欅の大木も元気に枝を延ばす

随神門(山門)を越えて本殿へ向かう
ところどころ葉も紅に染まる

とっても強そうな山犬が聖域を守る
圧倒される迫力と気品

本殿彫刻は龍と虎
側面にはうさぎが四体

金色の大鈴が印象的

社殿の奥に進む
蔵王権現の触拝柱が立っている
(以前はなかったような気がする)

御嶽(みたけ、おんたけ)に共通する蔵王権現
奈良の大峯山(金峯山)が山岳修行の本山

長野・岐阜の御岳山(おんたけさん)も同じ
国常立命、大己貴命、少彦名命などが神道系の神

その中に必ず水の神・滝の神も隠れる
おそらく古来神たる瀬織津姫

そんなことを考えながら更に奥へゆくと
奥社の立つ方向を祈る遥拝場

ヤマトタケル命が祀られる

ヤマトタケル命を守った山犬(ニホンオオカミ)
大口真神が御嶽神社の守り神(眷属神)

また、黒と金の社殿には全国の一之宮を祀る
風格のある造りは御嶽神社の旧本殿だという

とっても厳しいが有り難い守り神
感謝をささげて下山する

日も暮れてしまうので奥社は別の機会へ
今度はゆっくりと山を歩きたいと誓う

見渡せば夕刻まじかの空は青
広がる秋の雲も力強い

龍も遊び
紅葉も夕日に照らされる

また新しい御嶽(みたけ)の思い出が始まる
以前とは違った力を得られたような気がする

そして奥多摩へ
優しき愛宕山は奥多摩(奥氷川)のシンボル

温泉につかって過去から今への時間を癒す
心身ともにほぐされて星空

とっても有意義な日帰り旅でした