ゆっくりストレッチ 高尾山

日の出の朝日に起こされた昨日
先日までの長旅の疲れは抜けたが体が硬い

ここでもう一度気合を入れるために
わたしに、ただいま

高尾駅からお気に入りのルート
蛇滝まで歩き、トレッキング開始

高速道路も活き活き伸び伸び
絶好のストレッチ日和です

この日のテーマは登りも下りも
足元を確認しながら ” ゆっくり ” 歩くこと

体に必要以上の負荷をかけずに
関節を動かして、節々を伸ばす

人も少ない静かな高尾道
沢を登ると木の葉の森は白光の鏡

この日は何もかもが輝いている
青龍権現堂の階段も清々しい

先日訪れた時には通行止めの男坂
倒木も徐々に取り除かれ道は開かれた

天狗杉の大木
びくともしない力強さに感動する

この一帯の森は緑も鮮やか
秋を感じさせない生命力

さすがだ

高尾山薬王院
四天王が見守る山門

持国天、増長天、広目天、多聞天
力強き彫像は光の陰影で更に印象的

門の中ほどでは大天狗
暗がりから静かに来る者を見定める

本堂の右には大天狗
左上部には小天狗(からす天狗)

山を守る神霊
修験者でもあるため厳しく力強い

この面(めん)にはいつも圧倒される

ただ、高尾に何度か来るとわかる
山の天狗はとっても静かで穏やか

来る者を優しく見守る

愛染明王も太陽の中で赤く笑む
いろんな愛の形があるのだと

本殿につづく階段
青空に秋が色づき始めている

山の頂上では射すような光線
富士山も秋の霞の中に麗しい

高尾山は好き
今更ながらにそう思う

山頂下のベンチで寝転ぶ
指の輪に太陽

Everything OK
こころも体も伸びました

わたしに、ただいま 江の島

わたしに、ただいま

江の島にきた
海に香りがする

天気は快晴だ
富士山も雪化粧

伊豆半島も大島も
烏帽子岩も無数の帆も見渡せる

9月21日
めったにない天候の祝い日

道行く人々もお気に入りの彫像も
陽気な力を島中に放った

参道に入るとインバウンドのお客さん
もちろん日本人の笑顔も満載だ

タコ煎餅の「きゅーっ」という音
行列できゅうきゅうの店先

辺津宮、中津宮、奥津宮、龍宮と順番に回る
白龍も、天女も、八方睨みの亀も輝く

昨晩は江の島花火大会
天候は良くなかったようだがこの日は晴れ

洗い清められたような島日和

とにかく海は静かで美しい
海の青と天の青

きらめく陽の光
秋の太陽の道となって島につながる

寄せる波はさまざまな形に変わる
すべてが地球のオブジェとなって消える

ただ、それをじっと眺めていた
ここの海が好きだと思いながら

台風24号は古いものを洗い流した
岩場もきれいに磨かれた

潮だまりをのぞき込む
魚や蟹も澄んだ海水に遊ぶ

驚いたのは波と風の力
岩屋と岩場をつなぐ橋が崩壊

少し離れると「ハイヒール」の形
空いた空間に何ともいえない興味をそそられる

この古い階段は、どこにつながる?

ここだけではなく、船着き場の通路もない
見上げると岩屋につながる通路も傷んでいる

いつもの場所で寝転ぶ

空を見上げる
波の音を聞く

岩場まで下りてきた人々を眺める
岩屋の窟もきれいになったと感心する

緑豊かな海藻は芝の絨毯のように美しい
岩と緑と海水は俯瞰した地球の大地の様相

江の島を離れると夕日
全てが黄金色に染まる

島も、人も、船も

山々は茜の中に眠る
富士山も記憶に残る素敵なシルエット

やっぱりここは好き

帰りは鎌倉によって八幡さまに感謝
月の美しい十三夜

結ばれる寿
流れる雅楽の音色

月と松明に照らされるご両家
「幸せのおすそわけ」というつぶやきが聞こえる

わたしもなぜか嬉しい気持ちになれた月夜

旅の終わりは花巾着 高尾山

信州から関東に戻る
八王子に一泊したのは高尾山が目的

旅の終わりは、花巾着

この象徴が各地を旅した1年半の結び
大きく開いて伸びやかに放った時間

花は結んで、多くの喜びを包み込む

その形は、愛の形
その色は、愛の色

柔らかで、はかない花の巾着
だからこそ、大切に覚えておきたい

ようやく高尾山に戻ってきた
さすがにこの日は楽をさせてもらう

車山で好きになったリフトに高尾でも乗車
きつい傾斜を楽しむ私

真っ先に向かったのは福徳弁財天
途中で見かけた花の巾着

結びの形

そのあと、ゆっくりと本殿へ
太陽と彫刻を楽しむ

20年
鮮やかに塗られた彩色も時を経てあせる

裏の彫刻は「龍」と「虎」
またいつの日か鮮やかに塗られ次につながる

数年前、ここから始めた長い長い旅
ここで、ひとつの結びとすると決めている

花の巾着
歓びと感謝を感じられるようになった私

これからは今までとは違う人生の旅
別の意味でまたタフにはじめてみたい

台風24号で折れ、倒れた木々
痛々しさを感じながらも、逞しき高尾山

もう活力を取り戻している
見習うべきは、自然なり

わたしに、ただいま