もうすぐ七夕を迎える
琴座べガ(織女織姫)と鷲座アルタイル(牽牛彦星)
竹の短冊に、流し雛
夏の夜、天の川を見つめてなに想う
出雲族を引き連れ、東国を開拓した民
利根川・印旛沼(海)水系と密なる連携
この中枢が埼玉久喜の鷲宮神社
酉の市、催馬楽神楽、千貫神輿、らき☆すた
いくつかの関東源流がここにある
駅で迎えてくれたのはツバメの雛達
親鳥はつがいの一方が戻るまで子を守る
巣を大切にする駅員さんのこころ使い
厚紙の台とテープから喜びが伝わる
土曜日はこんな鷲宮を歩いてみた
鷲宮神社の鳥居を抜けるとキュートな獅子
お尻と尾をそり上げるポーズが大好きだ
縄文土器のように迫力のある大灯篭
土台には雌雄の鶏
八つの小鐘の間には羽を広げた天女
酉(鳥)を象徴するオブジェも多い
本殿は出雲の神霊と香取の神崎社を祀る
天穂日命、その子の武夷鳥命
大己貴命(実は天鳥船命か)
天鳥船命とは鳥之石楠船神
古代太陽神たる饒速日命と考える方も多い
饒速日命、天磐船(あめのいわふね)に乗りて
太虚(おほぞら)を翔(めぐり)行きて
是(こ)の郷(くに)を睨(おせ)りて
降(あまくだ)りたまふ (日本書紀)
空を飛ぶ鳥であり、船であり、水運交通を守る
古代のロマンが隠された社でもある
森を出ると桟橋があり、船に乗ったのか
その船は上流の下野上野へ、下流の香取鹿島へ
鷲宮は空も水も木々も大切にする出雲族の聖域
広々とした境内と澄んだ杜を見ていると
素朴で穏やかな優しさを感じる
せっかくなので東武鷲宮駅からJR東鷲宮駅へ
道を尋ねながら川べりと田圃を歩く
こりゃ、結構遠いでやんす(笑)
西大輪の百観音温泉の彼方に日が沈む
空には彩雲(虹の織姫)
なんにもないけど、いい街です
アマガエルの赤ちゃんも田圃でぴょんぴょん
子供たちが生きやすい古都でしょうか
鷲宮と古都(琴宮)
夕空にかかる虹の短冊で、七夕です
願いはなんでしょう