大雄山 道了尊(天狗)と龍神

八月八日は箱根の山を下りる
小田原から大雄山に向かう

金太郎切符を買って大雄山駅に着くと
駅前で迎えてくれたのが熊に乗った金太郎

男の子がすくすくと育つ日本のシンボル
斧を担いで山を歩き、自然万物と仲良しだ

大雄山駅から最乗寺へ
かなりきつい坂を上る箱根登山バス

強い気を感じながら本堂に向かう
明神ヶ岳へのルートにつながる森の参道

禅宗(曹洞宗)の修行寺
山の修験道を極めた道了尊を祀る

本堂は釈迦如来、普賢菩薩、文殊菩薩
金色に輝く天上の世界が印象的だ

箱根の早雲山に無人の別院
そのご縁で今回大雄山を尋ねた

抱いていたイメージとは違うな
美しいが、強い力は別のところにあるはず

もう少し進むと男女の龍(二頭の龍)
不動明王と清滝(水神)

想像していた世界に近づく

結界門を過ぎると道了尊を祀る御真殿
力強き天狗がシンボルだ

別の堂には狛犬が愛らしい
箱根権現も祀る三面大黒殿

更に奥の院まで進む
大天狗、烏天狗に守られた高い階段

350段を登りきると十一面観音

大雄山はやはり水神を祀る権現社
道了尊の守護仏が十一面観音だ

大山、貴船にも共通する水神の強き力
高龗(たかおかみ)の神と似ている

さて、足柄山の金太郎
すくすくと育ったのはその辺に理由がありそうだ

富士山、水神、力と優しさの源