富士の龍脈 桜の伊豆山

やっぱりここに来たくなる
伊豆という名前の起源ともいわれる伊豆山神社

速足で季節が駆け登る今年の春
桜もあっという間に満開になった

桜は、さくら色か
桜は、、白か

桜は、うぶか
桜は、可憐か

桜のつぼみはなやましく
満開に無邪気を放つ

ふと、小さなつむじ風が動いた
日本の春色が大地をくるくると回った

先々週、熱海港から初島へ
真っ白な船で島に渡って本土を眺める

あっちが、熱海
あっちが、、小田原
さらにあっちが、、、鎌倉
遠く房総半島まで見渡せる

伊豆山神社と関係が深い初島
初木姫は日金山の日精月精を大切に育てた

日精月精は結明神社として伊豆山に祀られる

そんな伊豆山神社には大好きな龍の彫刻
色彩とフォルムに強さと慈愛を感じる

今日はブルームーンの満月
この龍も美しい月精を見つめているに違いない

まんまるの縁結び
未来への旅立ち

白木蓮の熱海

白木蓮が好きだ

つぼみから華が開き
大きな花弁は風にそよぐ

ほんの数日の純白
ふくよかで高潔なる貴婦人

巣箱に誘う花の精
どんな小鳥が愛をはぐくむのか

青空と木蓮
熱海の一風景

三嶋大社の恵比寿さん

ちょっと三島まで
三嶋大社には恵比寿さま

大社の主祀神は二柱
山(富士山)の神でもある大山祇命
海を渡って伊豆(伊豆諸島)に来た積羽八重事代主命

事代主を恵比寿さまとして祀る神社だ

伊豆諸島の女性の由縁も多くみられる
妻を祀る見目社も忘れてはならない

神馬は朝になると箱根に戻るという
富士、箱根との関係も深い

伊豆国一之宮
恵比寿さまが彼方を見つめている

湧き水の地
払戸の神と市杵島神もこの地を守る

名物の福太郎
温かな緑茶と甘い蓬餅に一息つく

三嶋大社、伊豆山神社、箱根神社
頼朝が安全と源氏復興の大願を祈った要所

そこにはいつも伊豆の女性
妻たる北条政子がいたのでした

桜の咲く前
富士山の清らかな湧き水の流れる地

黄色いチューリップが春を告げた