朝方まで続いた皐月の強風と雨
昼前には嘘のように晴れ渡る大空
今日は氷川女体社の磐船祭だ
激しく天と大地を洗い清めたのは見沼の龍神か
お祭りには行かずに四本竹の立てられた貯水地へ
鉄塔に囲まれて古来の聖地は静かに草をなびく
西の空に目を向けると太陽と雲の芸術
光は雲間から注ぎ、空は大きく翼を広げる
しばらく見つめていると空のシーンは変わる
富士山のような、ピラミッドのような姿が浮かぶ
エネルギーに満ちた日
思わず両手を広げて、雲と同じようなボーズをとる
大空に、こおっ、広がっているんだ
すごーいぞ
四本の足に支えられた味のある鉄塔が夕日に染まる
木陰からきらりと黄金の太陽が広がる
紫に包まれて、見沼の日は暮れてゆく
感動的な皐月の夕刻にインスパイアー
春天は初夏を告げた
やっぱりここは黄金の夕日が似合う
わたしの好きな見沼の風景だ
今日も午後からは風ひとつない日和
静かに春を待つのは水鳥と葦の原
釣り客用に設けられた渡り板
どきどきしながら先端まで進む
新年の息吹をたたえて乾杯
大きな、大きな、落ち着きをありがとう
今日は朝からフレッシュな活力に満たされている
そんなことを感じて街に出る
浦和駅では完成したアトレの内覧会（２５日オープン）
さいたま新都心ではカフェテラスにのんびり休む人々
来年完成する造幣局や日赤も急ピッチで建設が進む
街中はどんどん変化して、人の流れも集いも変わる
少し外れると田畑の様相はなごみをもたらす
見沼の土手はいつも以上に緑が濃い
一気に冬を通り越して春の準備に入った
日本の四季の期間が大きく変わってきた
刈られた田んぼはまた茎を伸ばし穂をつけている
すずめの群れが田畑に遊び
水鳥も電線に羽を休める
鮮やかな羽のカワセミも楽しそうに走り飛んだ
お正月を開けたらすぐに春になる予感
ぽかぽか陽気に街も自然も喜んでいる
