江の島 夏至の翌日

夏至の翌日、海が見たくなった
久しぶりに江の島

前日の強風と雨に洗われた島は美しい
紫陽花も潤い豊かに境内を飾る

日射しの戻った参道を和やかに歩む人々
麦わら帽子の女性が似合う海の観光地

2つの地盤が合体したことがわかる境
海に向かう岩場に大地の力を感じる

朱が鮮やかな中津宮
いつ来ても楽しい気持ちにさせてくれる

彫刻も色彩も見事
美と芸術の弁財天も夏を迎えた

獅子も海を見つめて喜んでいる

いつも静かで、安定感を得られる奥津宮
緑に包まれて気持ちよさそうだ

扉を開いて夏至の転換点を喜ぶ

岩屋近くまで下りてみると波は荒い
嵐の翌日のとても強い力を感じる

老舗の和菓子屋さんでは海苔羊羹
お饅頭もお薦めだ

南国風の花は咲き
女神もチャーミングに海開きを待つ

梅雨の狭間のちょっとだけ静かな時期
ゆっくりと島で時を過ごして海の力を充電

高尾の風 緑の森の中

梅雨をわすれた初夏のような高尾
旧甲州街道を小仏の方面まで歩む

青空に麓の畑
高尾の風にそよぐ

浅川沿いの水辺近くには紫陽花
小さな花の集まりが喜びを伝える

ちょっと得した気持ちにさせてくれる
6月の花

土曜日の休日、しかも晴天
みんなの通るルートを避けて、好きな蛇滝ルート

体が重たく感じたのもあって、ゆっくり坂を上る
京都から戻って運動不足ゆえに体ならしだ

歩調をゆるめると見えてくるものが多い
青もみじ、根の張る森の道、切り株の植物

青龍権現堂の上に太陽も輝いている

いつものことながら、蛇滝ルートを登りきると
人の群れに圧倒されてしまう

この日は山男、山女、海外観光客、親子連れ・・・
賑やかな山の花道を山頂まで淡々と

飛騨、京都の観光客の姿を見慣れていたことや
高尾はしばらくぶり(数か月ぶり)だったこともあり
皆が自由な姿で高尾に来ている様子が面白い

ファッショナブルな方もいれば、普段着もいる
山の重装備もあれば、サンダルにスカートの女性も

本殿のそばで少し休憩して山頂まで
こいつはまいったな・・・人だらけ(苦笑)

下山はいつもと違うルートに向かう
ほとんど行きかう人もなく林道を日影沢まで

特に登りはきついので初心者にはおすすめしない
下りとてトレッキングの靴でないと危ない
足元が悪いので暗くなってからの利用は危険だ

日影沢のキャンプ場を過ぎて街道に出る手前
桂の木の群生(植林)が美しい

足元に注意しながら、苔むす木製の橋を渡る
沢から眺める緑の世界は格別だ

舞う蝶、なびく草花、水もせせらぐ
人もいのちに帰る場所

日影から裏高尾を越して街道を歩く
名物の豆腐屋さんで素の豆腐を食して
高尾駅に向かう

かなりいい運動になりました

比叡山の表玄関 日吉大社

京都に滞在中、京都以外で行きたかった場所がある
それは比叡山の表玄関、日吉大社

日吉、日枝、山王と名の付く神社の総本社
平安京の表鬼門(東北)にあたる聖域だ

比叡山延暦寺が建立さる前からヒエイの神はまします
元は山の神、八王子山(牛尾山)の山頂が磐座
朝日を浴びて金色に輝く大きな石が麓からあがめられた

奈良の大神山(三輪山)から招いた大物主神は西本宮
元の山の主は東本宮の大山咋神

国宝にもなっている歴史ある西本宮の本殿
無駄な装飾のない威厳あるたたずまい

訪れた者をありがたい気持ちにさせる風格
どっしりとした木製の狛犬(獅子)も見ごたえがある

静かに迎き入れてくださった社殿の上には日の神
太陽の光線が虹色に射し込む

西本宮は三輪山の神ばかりではない
大分の宇佐宮は八幡神社の総本社
石川の白山宮は菊理姫

これらの摂社は国の重要文化財だが
本殿同様に威厳を感じる

森の参道を進むと東本宮
こちらも国宝となっている本殿がどっしり

左には加茂玉依姫の和魂の樹下宮
奥には素戔嗚命もいらっしゃる

上賀茂神社で見かけた二葉の葵(あおいプロジェクト
こちらでも大切に育てられているのが印象的だった

30分も登れば奥宮につく
その言葉を信じて八王子山(牛尾山)を進む

夕刻まじかになっていたため途中は薄暗い
坂の傾斜も思った以上にきつい

視界が開け、眼下に琵琶湖
さらに進むと大きな岩の向こうに奥宮が見えた

振り返ると琵琶湖と坂本の街
彼方にはまるで神奈備の近江富士が見える

牛尾宮と三宮宮の間を抜けると磐座のご神体
金大巌(こがねのおおいわ)

とってもすがすがしい気持ちで階段に座っていると
下から等高線の白地図と掃除の器具を持つ作業服の神職

地図を見せていただきながら日吉大社の歴史
近江富士(三上山)の名前も、竹生島の位置も、
奈良の三輪山が真南だということも教えていただいた

不思議な縁もあって、理解が深まりました
ありがとうございます

山を下りると八王子山の横に、輝き、隠れ行く太陽
昔は朝日があの岩を照らして、金色に輝いていた

あの雲は優しそうな牛にも見えるかな?
そんなことを想いながら京都に戻ってゆきました