高尾山 秋のボディメモリ

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昨日の雨もあがったことですし
18日は巣から出て、秋の山をお散歩

沢蟹も色づく落ち葉に溶け込こむ
太陽に向かって深呼吸

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いつものように高尾駅から蛇滝口を目指す
山を越える旧甲州街道には浅川がせせらぐ

沢に下りてあたたかな日差し

苔むす里の階段
沢の音と鳥のさえずり
雲も衣を広げてダンスに揺れる

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Gジャンと厚手のワークシャツを準備したが
この日は駅を出てからTシャツ一枚で過ごす

10月のこの季節にはめずらしい暑さ
通り過ぎる人もタオルをかけて汗だくだ

幼稚園児の遠足
タコ杉さんの上から天狗さんが見守っているかな

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高尾のお山はこの季節が落ち着いている
夕刻の薬王院にほら貝の響きと鈴なりの願い

二羽の鳩のマークがつく水桶のオブジェ
八王子の団体からの寄進のようだ

南無飯綱大権現

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鳥居の本殿には関東平野を見守る天狗さん
山頂からは墨絵のような雲海

富士山は見えなかったがゆっくりと休憩
抹茶のアイスクリームが妙においしい

日の落ちる山を急ぎ足で下りる
暗くなり始めた下山道
怖さを隠して無理に声を弾ませる若い子

わたしがペースメーカーとなって先を歩く

深々と鎮まる森
黄色い声が広がる・・・

山登りと坂下り
わたしのボディメモリが蘇る

さあ、元気だ
か~に、かに