富士宮 浅間大社と白糸の滝

箱根にいる間に訪れたかった富士宮
小田原からJR東海道線で富士
富士からJR身延線で富士宮へ

20年近くもお参りしていない浅間大社
富士山本宮として山頂の奥社を管轄する

山梨の富士吉田の北口浅間大社が厳(おごそか)なら
静岡の富士宮の富士本宮浅間大社は朗(ほがらか)
二社で陰陽(表裏)のバランスをとっているのだろう

江戸時代から富士講で栄えた街
商店街の広がりが当時の活況の面影を残す

太陽の活動が激しかった1週間
富士宮に来たのは9月11日
偶然にもこの日が富士山の閉山日

朱の鳥居は天に伸び
山も大社も静けさを取り戻す

力のある青空
富士の大地は天に伸び
天から新しい力を大地に伝える

太陽(宇宙)と富士山(地球)
どっしりと不動の裾野を広げる

新たなる矢は放たれた

浅間大社からバスで白糸の滝へ向かう
バス停付近にはコスモスと白ユリ

高原の秋は美しい

富士山の古い岩盤と新しい地層の間
湧き水が幾筋にも流れ落ちる白糸の滝

清らかで優しい気持ちになれる清流

滝を見て、音を聞く
しぶきで煙る風景に浸り、時を過ごす

ここはとっても好きな場所だと思う
誰もいない早朝、朝日に揺れる白い滝
優しく輝く七色の光

火の里の水の精と陽光

今度はそんな風景に染まりたいと妄想
薄桃色の花がかわいらしく、ほほ笑んでいた

ますます、好きな富士山へのショートトリップ
またまた、来ますと、帰りのバスに乗る