小江戸を散策 お芋天国

ちょっと気になって川越
駅から小江戸の町並みを歩く

肩の力を抜いて楽しめる街
景観もさることながら人並みもいい

ごちゃごちゃしていないところが好き

サツマイモのお菓子を食べ歩き
うなぎの匂いに食欲をそそられる

老舗と最近できた和風のカフェ
共存も気分がいい

市役所の先には川越氷川神社
どことなく温かな愛情を感じる森

家族への愛情
子供への愛情
夢見る乙女への愛情

名物の鯉のおみくじ
赤は「あん鯛」(安泰なる一年)
桃は「あい鯛」(恋のおみくじ)

願いがたくさん並んだ絵馬トンネル
微笑ましく感じるのはわたしだけだろうか

ちょっと気軽に、素直な気持ち
「神様お願いしますね」

安産子育てには戌(いぬ)
水神の傍らで戌岩が優しく見つめる

電柱も少なく空の広い小江戸
半日かけて満喫するもよし

わたしは昼過ぎに奥武蔵の山へ
八高線の高麗川駅から巾着田

日和田山に登って夕日を満喫

そんな楽しみ方もできる川越散策

力と浄化 御嶽と奥多摩

自分に合った温泉はいくつかある
中でも愛宕山を眺めながら沢の音を聞く

奥多摩が好き

御嶽(みたけ)で男性的なエネルギーを補給
そのあとは奥多摩に行くと決めていた

武蔵野線から中央線(青梅線)で青梅駅
ここまではいつもスムーズ

浦和からだと1時間半もかからない

青梅で奥多摩行を待つ
御嶽(みたけ)に着いたらバスを待つ

どんなに早くても2時間半の旅
ここからケーブルで中腹まで

この日はトレッキング目的ではない
のんびり武蔵御嶽神社に向かう

4,5年ぶりのご挨拶
見晴らし最高、関東平野を見渡す

富士山の女神を祀る産安社にお参り
神代欅の大木も元気に枝を延ばす

随神門(山門)を越えて本殿へ向かう
ところどころ葉も紅に染まる

とっても強そうな山犬が聖域を守る
圧倒される迫力と気品

本殿彫刻は龍と虎
側面にはうさぎが四体

金色の大鈴が印象的

社殿の奥に進む
蔵王権現の触拝柱が立っている
(以前はなかったような気がする)

御嶽(みたけ、おんたけ)に共通する蔵王権現
奈良の大峯山(金峯山)が山岳修行の本山

長野・岐阜の御岳山(おんたけさん)も同じ
国常立命、大己貴命、少彦名命などが神道系の神

その中に必ず水の神・滝の神も隠れる
おそらく古来神たる瀬織津姫

そんなことを考えながら更に奥へゆくと
奥社の立つ方向を祈る遥拝場

ヤマトタケル命が祀られる

ヤマトタケル命を守った山犬(ニホンオオカミ)
大口真神が御嶽神社の守り神(眷属神)

また、黒と金の社殿には全国の一之宮を祀る
風格のある造りは御嶽神社の旧本殿だという

とっても厳しいが有り難い守り神
感謝をささげて下山する

日も暮れてしまうので奥社は別の機会へ
今度はゆっくりと山を歩きたいと誓う

見渡せば夕刻まじかの空は青
広がる秋の雲も力強い

龍も遊び
紅葉も夕日に照らされる

また新しい御嶽(みたけ)の思い出が始まる
以前とは違った力を得られたような気がする

そして奥多摩へ
優しき愛宕山は奥多摩(奥氷川)のシンボル

温泉につかって過去から今への時間を癒す
心身ともにほぐされて星空

とっても有意義な日帰り旅でした

ゆっくりストレッチ 高尾山

日の出の朝日に起こされた昨日
先日までの長旅の疲れは抜けたが体が硬い

ここでもう一度気合を入れるために
わたしに、ただいま

高尾駅からお気に入りのルート
蛇滝まで歩き、トレッキング開始

高速道路も活き活き伸び伸び
絶好のストレッチ日和です

この日のテーマは登りも下りも
足元を確認しながら ” ゆっくり ” 歩くこと

体に必要以上の負荷をかけずに
関節を動かして、節々を伸ばす

人も少ない静かな高尾道
沢を登ると木の葉の森は白光の鏡

この日は何もかもが輝いている
青龍権現堂の階段も清々しい

先日訪れた時には通行止めの男坂
倒木も徐々に取り除かれ道は開かれた

天狗杉の大木
びくともしない力強さに感動する

この一帯の森は緑も鮮やか
秋を感じさせない生命力

さすがだ

高尾山薬王院
四天王が見守る山門

持国天、増長天、広目天、多聞天
力強き彫像は光の陰影で更に印象的

門の中ほどでは大天狗
暗がりから静かに来る者を見定める

本堂の右には大天狗
左上部には小天狗(からす天狗)

山を守る神霊
修験者でもあるため厳しく力強い

この面(めん)にはいつも圧倒される

ただ、高尾に何度か来るとわかる
山の天狗はとっても静かで穏やか

来る者を優しく見守る

愛染明王も太陽の中で赤く笑む
いろんな愛の形があるのだと

本殿につづく階段
青空に秋が色づき始めている

山の頂上では射すような光線
富士山も秋の霞の中に麗しい

高尾山は好き
今更ながらにそう思う

山頂下のベンチで寝転ぶ
指の輪に太陽

Everything OK
こころも体も伸びました

わたしに、ただいま。