予定があいてしまった七日の午後
雨上がりの江の島に出かける

紫陽花
かたつむり
かえる

中津宮の女神は露がお好み

江の島神社は宗像三神をまつる
美や芸術や財宝の女神として親しまれる弁天様
もともと中津宮に弁天様がまつられていた

朱の社殿と各種の彫り物
優しくて、品のある色使いが好き

社殿裏側の彫り物も素敵（最近は許可が必要）
宝船が楽しい気持ちにさせてくれる

実はこの日は紫陽花を楽しみに来たわけではない
奥宮から岩屋（畳岩）に下りる
海と岩場の先端で地平線を眺めていた

ここから、先は未知

何かを始める前には、必ずこの場所に来る
わたしの特別な場所だ

どんな未来に旅立つか

八方睨みの神亀
竜宮の門

十九時過ぎ、江ノ電で鎌倉
静かな夜の古都をぶらりと歩く

西口の御成通り
気の利いた地元のカフェやブティック

東口とは趣を違え、落ち着いている
「米」のサインが印象的だったのでONE・SHOT

誰もいない真っ暗な長谷寺に導かれ
感性も静かにリフレッシュ

やっぱり江の島、鎌倉、藤沢は好き
わたしの心も、体も、感覚も、素直に放たれる
古くて、新しい、上質な街！

強い光線を反射する静かな鏡の海
汗ばむくらいの陽気に小船で岩屋に向かう人々
ここは江の島弁財天。宗像三女神と竜宮の島。

岩屋に向かう急階段を下ると夕日に赤く染まる
誰もがカメラを太陽に向ける
無風のすすきも古代の様相のようだ

茜にゆれる海原に錦の帯
烏帽子岩の彼方には富士も見事に浮かぶ
岩場でしばらくたたずんでヨットハーバーのある桟橋へ

五輪の時に建てられた５人の女神の公園
中でもこの踊り子は大のお気に入り（笑顔）

夜空も星空満点
すばらし金曜日でした

この季節、江の島に行きたくなる。
５月、６月、７月の岩屋の景色が好き。

同じような気持ちなのだろう。
集う人々ものんびりとくつろぐ。

波の音を聞きながら、遠くの地平線を見つめる髪の長い女。
いつ釣れるかわからないよと、楽しそうに魚を待つふたりの旦那。
みなさん妊婦だ。外国から来た三人の女神は岩場で撮影会。

江の島がオリンピックのセーリング会場に決まりました。
街や島の様相も急ピッチで変わるのでしょうね。
弁天様も嬉しそう。帆を張る宝船の会場になる（笑顔）。