快楽山 浄安寺。
山門から見えるお寺のフォルムに惹かれる。
円空仏、鎌倉仏もいらっしゃる古刹の岩槻。
雲居山 大龍寺。
禅宗のお寺を守るのは男性的な龍。
妙観察智で感情を入れずに森羅万象を観る。
月が静かに照らす。
城下町を守ったのは愛宕神社の火の神。
土塁の上にそびえる。
赤い建物の中には古い社(三社)。
水に関係する松尾社も祀られる。
愛嬌のある狛犬も、ONE SHOT.
ずっと歩いて来たんだな。ようきたな。
ほぼ三ヶ月ぶりに、また出会えた神代けやき。
奥の院への青空も随神門から開かれる。
この日はケーブルではなく森の道を登る。
朝日が射し込む梢の緑は全身から喜びを伝える。
すべてが生きている。
朽ちたかに見える根も、地表で堂々とした姿を見せる。
何十年の時を経て、また生きた土に帰る。
沢の音を登り、幾時が過ぎたのだろう。
拝島から御岳についたのは夜明け前。
コンビニの明かりに安らぎ、温かなコーヒーに幸せを感じる。
山が明るんできた。
流れる山裾の水に根をはるクレソンが美しい。
一の鳥居をくぐる自分の影。
輝く太陽が道を照らす。
奥の院まで朝日を浴びながら登る。
※2013年9月末の旅。
御岳山(2)~(3)
奥の院の写真から掲載。時間は逆になります。