日曜日は八王子。居心地の良い夏祭
甲州街道の車両通行が閉鎖される頃
八王子の下地区の鎮守・八幡八雲社の宮出し
牛頭天王と八幡神を乗せて神輿が街に出る
水色の衣装が夏に潤いを与える
今年は特に鳳凰も龍も煌いている
強い太陽に照らされて夏祭が本番だ
ぐるりと街をまわると祭の表情が見えてくる
お囃子のリズムに乗っておかめもひょっとこも踊る
炎天下の中、ぼちぼち出陣し始める観客
わたしも、役者も、警官も、ふらふらしてきた
さすが太陽の街、八王子
この日の上地区は千貫神輿
街中の担ぎ手が激しく真夏を進む
よー しゃん しゃん しゃん
一本締めで祭はフィナーレ
相当威勢よく跳ね、動いたのか
祭人は満足して、一気に帰路につく
追分町の提灯が妙にこの日を物語る
来年も頼みますよ
西八王子に近い上地区の鎮守は多賀神社
19時の山車出陣までみなさんもひと休み
街中の賑わいとは異次元の素朴さ
毎年ここに寄り、かき氷で涼むのが好み
神社も子供たちも夕日に染まって素敵
響き渡る元気なお囃子も嬉しい
八王子祭にくると運動になる
下地区、上地区、そしてまた下地区をぐるり
日も沈み始めると山車の辻合わせ
大人も子供も地域の山車を引く
中町黒壁の芸者衆を乗せた船がゆらり
三味線と太鼓に心も踊る
そいつは どいつだ どどいつ どいどい
八王子祭は好き
きっちり伝統を守りながら緩やかな雰囲気
みんな暮らす地域を楽しんでいる
お店の前では楽しそうににわか屋台
焼肉屋さんの煙も食欲をそそる
元気に、無邪気に、安心できるお祭
また来年も楽しみ
汗でびっしょりになれるのも、真夏の幸せ