飛騨の国 下呂温泉の春

日本三銘湯といえば、有馬、草津、そして下呂
全国に名をとどろかせる飛騨の湯島の下呂温泉

透き通り、さらさらした、優しい湯質は、美人の湯

4月も半ばを過ぎると、飛騨川のほとり、下呂富士の麓にも春
朝晩はまだ暖房が必要だが、桜盛りに、若葉も芽吹く

白川郷から一部移転した合掌造りの家屋
下呂温泉合掌村として春の来客をもてなす

苔むす茅葺の緑も濃くなってきた

山桜は満開で風にそよぐ
ひらひらとよろこびを里に放つ

街を見渡せる高台
のんびと、ゆったりと、時は流れる

飛騨の里山に抱かれて、わたし
水の音、風の音、鳥の声
ここち良い春の山に、陽も隠れ始める

翌日訪れた「いでゆ朝市」
くつろいだ湯治客は地元産のお土産を楽しむ

焼きたての「とちの実せんべい」
岐阜の山から買い取っる栃の実(マロニエ)

ほんのり甘く、香ばしい
下呂の名産品のひとつ

わたしのお気に入り

飛騨一之宮 水無神社

飛騨に入って数日後
一之宮として郷を守る水無神社

JR高山線は数少ない各駅停車が一日に数本
高山と下呂を結ぶ飛濃バスは一時間におよそ一本
飛騨一之宮に向かうには時刻表と睨めっこ

駅やバス停からほど近い宮
連休には57年ぶりに盛大な例大祭が開かれる
(5月3日から5月6日)

周辺に水が豊富なのに水無とは・・・
川が地盤の下にもぐり込み見えなくなっていた
そんな理由からこの名がついたようだ

名前はともかく、水を成す、水が生まれる聖域
その奥宮は伝説の位山(くらいやま)だ

飛騨の一之宮のご神体が位山

この日はまだ4月の中旬
宮川が生まれる位山には残雪が見える

美しき水の流れに、わが心もせせらぐ
人の通らぬ土手沿いの道に寝転んで空を仰ぐ

高山からバスで15分
下呂からバスで1時間

日本の東と西を分ける分岐の地域
昔道は京にも、江戸にも通じる

飛騨北部と南部の境界
北に流れる宮川と南に流れる飛騨川
その分水界が位山

歴代天皇が即位されるとき
位山のいちいの木で作られる笏(しゃく)が献上される

日本の一の位を授かる象徴が位山いちいの木の笏
日本の太陽の象徴に位がもたらされる

農村を歩くと大きな桜に花見小屋
満開の時期には宴が催されるのだろう

とっても贅沢な飛騨のお花見だ

春の飛騨 高山祭り

今、飛騨にいます
先日は春の高山祭を楽しんでまりました
日枝神社の例大祭に集う屋台は12台

秋は桜山八幡神社の例大祭が主役
祭屋台は11台が街に集います

高山の誇りをかけた祭りは見ごたえがあります

屋台は豪華絢爛
ひとつひとつの屋台には物語があるようです

高くそびえる美術品
飛騨の小京都に暮らす人々の喜び

ようやく訪れる春を知らせる祭り

心奪われるのは見事な装飾
獅子、龍、鯉
特に一刀彫りの彫刻は素敵です

漆で塗られた屋台に光る細かな金物細工
錦に織られた幕も素晴らしい

祭屋台のすべてを作れる優れた匠の揃う街
日本でも唯一の地域のようです

高山祭といえば暗くなってから曳かれる屋台
ゆっくりと、そして程よい間隔を置いて進む

提灯の光が街を照らす
無数の見物客は通り過ぎる美しの車を見つめる

この祭りには喧騒としたところはない
清らかな飛騨の山の気をいただき静やかに賑わう

小さいころから文化の伝承者
とっても楽しそうに祭を盛り上げる子供たち

品のあるお祭りです

それにしても海外の観光客が多い
もはや国際観光都市となった高山
奥飛騨、下呂方面に泊まる方も多い

海外の方も心穏やかになれるのでしょう
落ち着いた皆さんが世界中から集っていました

飛騨、日本アルプス、白山
山々の力に感謝です

人力車を曳く女性は笑顔で力強い
地域で4人も車夫(婦)がいるようです

飛騨高山の食べ物もおいしい
画廊には着物のガラスオブジェ(京都の建築家)

高山の街を歩くのは、とっても楽しい